2023/12/13 14:20

トールサイズセレクトの0189hommeです。


洋服を選ぶ際に必ず気にする要素の一つが「サイズ」。
サイズ選びでは、皆さんそれぞれにチェックする箇所があって、そこがOKなら買って良し!と判断されていると思います。

なので、今日のお話の結論は【人それぞれ】という事になります。



・・・。
話が終わってしまいました😂(笑)

確かに人それぞれで正解は無いのですが、でも「どっちか迷って決められない…」という時には良い判断材料になると思い、今日のブログに書いてみることにしました。




パンツのサイズを見る場合は、「ウエスト〇〇cm」というのが最もメジャーな見分け方かと思います。
みなさんはどこを見てサイズを選ばれていますか?





もちろんウエストサイズも重要な要素なのですが、洋服屋的目線から言った場合、一番大事なのは「ヒップ」です。
そう、腰ではなくお尻。正確には「お尻~太ももにかけて」のサイズ感です。
これはメンズ、レディースにかかわらず、お店としてもそういう見解を持っています。

パンツは上部一か所、下部が二か所の開口部といった決まった形をしていますが、そのデザインは多様です。

上部一か所の開口部である腰が決まっても、その下からのサイズが合わないととても着心地(はき心地)が悪くなります。
特にお尻下から太ももにかけて窮屈なパンツは、僕の経験上でも必ず穿かなくなります(笑)



ヒップサイズを重視するのには、はき心地の面だけではない具体的な理由もあります。

・お尻と太ももが快適でウエストが緩い場合
お直しでウエスト部を小さく調整することが出来ます。また、ベルトや紐、ゴムを締めることで穿くことも可能です。後からの調整が可能で容易です。


・ウエストがちょうどいいけど、お尻から太ももがちょっとキツイ場合
お尻の下から太もも周り(「ワタリ」と言います)は、生地の縫い代が浅い場合が多く、お直しで出せる寸法に限りがあります。…つまり、後から大きくしにくいのです。また、パンツの中でも最も立体的な部分なので、ここを触ると着用時のシルエットに影響が出る可能性があります。


・お尻が決まればスタイリングも決まる
パンツをキレイに格好良く着用するには、お尻から裾にかけてのシルエットが重要☆彡
デザインにもよりますが、ダボダボ過ぎてもパツンパツンすぎても格好いいようには見えないですね。

これらの理由も合わせて、パンツはお尻で合わせるのが吉と言っています。


※お尻が小さくウエストが大きい人は?
もちろん、こういう方もいらっしゃいます。その場合はウエストで見て下さい。理由は他の所でも書きましたが、既製服全般に言える事で「大→小、太→細」は修正可能なのですが、「小→大、細→大」はかなりの制限が生じますし、不可能な場合が多いからです。
余談ですが、大きいサイズ専門ブランドのアイテムなどは、その辺りのバランスも上手く考えて作られていますよ。



具体的な場面で言うと、「このサイズにしようかな。それとも、もう一つ上のサイズにしようかな」となった時や、「ウエストが緩いけど、お尻から下はちょうどいい感じ。このサイズで良いのかな?」などと迷えるシーンに遭遇した時は、今日のお話を思い出してもらえると良いかと思います。


まぁ、その前にトーラーな我々にとっては【丈】が合わないと腰もお尻もあったもんじゃないのですがね😅