2025/04/13 15:07
メンズトールサイズセレクト【0189homme】の梅田です。
今回は「革」のお手入れについてのお話を少々。
皆さん、着る物、持つ物、穿く物…など、身の回りで革製品を一つはお持ちではないでしょうか?
特に本革は丈夫だし、使い込めば味も出てくるので、好きな方も多いと思います。
一方で、少しお手入れをしてあげないと変色や硬化といった劣化が早まるなど、少し神経質な側面も気にかかる所ですね。
でも、簡単で便利なお手入れグッズがあればそういう心配も吹き飛ぶというもの😊
今回は、ご存じの方にはつまらないお話ですが、私が使って「これ良いぞ!」と思ったものをご紹介したいと思います。
先ず一つ目は、【Renapur(ラパナー)レザートリートメント】です。


使える対象物は、本革(牛・豚・羊など)、合皮、ビニール、金属、木製品…と、あまりに万能すぎて逆に怪しさも満点です(笑)
万能な理由は、蜜蝋とホホバ油という自然由来の成分が配合されている事で、製品への攻撃性が低いことす。
正直、革以外への効果は未確認ですが、本革と合皮については効果絶大で本当に重宝しています。

このようなハンドクリーム状の物を、付属のスポンジで薄く塗り広げるだけ。
※下処理として、革表面をキレイにしておくことは鉄則です。
以前は溶剤系の強いワックスを使っていました。
そちらも効果抜群なのですが、いかんせん臭いがキツイのと、ワックス自体が強いため、固い牛革以外だと製品を傷める恐れがありました。
このラナパーは、柔らかい羊革の製品にもバッチリ!
最も効果を感じたのは、私は趣味でバイクに乗るのですが、長期保管で硬化してしまった羊革のジャケットを復活させるのに使った時です。一回目の塗布ですでに効果を感じ、二回目の塗布で硬くゴワゴワになっていたジャケットが、柔らかくほぼ元通りになったのには驚きました。
また、合皮のジャケットやカバン、靴などにも定期的に塗っておいてやれば、加水分解(合皮が突然ボロボロになってしまう自然現象)の予防になります。
まさに、革の万能薬です🙌✨
ただし、ラナパーはスエード、ヌバック(バックスキン)やセーム革のような起毛や滑りのある製品には使えません…。
そこで、もう一点ご紹介するのがコチラ。

革靴のお手入れ用品で有名な【MOWBRAY(モウブレイ)】のスエードヌバックトリートメントです。
こちらも使い方は簡単。
ブラッシングでキレイにした起毛革の表面に吹きかけるだけです♪

汚れがひどい場合やカビが確認できた場合は、エタノール系の消毒液をしみこませた布で拭き取ればOKです。
ちなみに、僕はこのような液剤で革の掃除をしています。
今のところ、特に問題はありません。

さて、このトリートメントの効果ですが、一例をあげると…。
これまた私の趣味で使っている謎の道具があります。
鹿革のバックスキンで出来ている物です。
ビフォーアフターをご覧ください。

Afterは、トリートメントを吹きかけてから24時間以上十分に乾燥させて、仕上げのブラッシングをした後の写真ですが、明らかに色が濃くなっています。
白ボケた色味が少し戻るだけでなく、ラナパーほどではありませんが給油効果もある様なので、革の保護にも役立っていると思います。
いかがでしたでしょうか。
身の回りにある、お気に入りの革(合皮)製品。
これらのケアグッズでメンテナンスしてみてはいかがでしょうか?
少しの手間でお気に入りを長持ちさせて、後悔のないようにしたいですね😊